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地産地消 全国へと!石見銀山おおだブランド

おおだブランド

平成19年、大田市全体の産業振興計画の中心としてスタートした「おおだブランド」認証制度。制度設立から10年を数え、ますます活発に展開するおおだブランドのお話を大田市役所 産業振興部 産業企画課の郷原翼さんと田部佑樹さんにお聞きしてきました。

全国へと販路を繋げるブランドプロジェクト

地域を代表する商品を全国発信し、首都圏を中心とした地域外で売れる商品を産み出していこうとする「おおだブランド」認証制度には、商品の認知度アップはもちろん、大田市全体のイメージアップと、地域産品の流通拡大、地域産業の活性化といった広い目的があります。
審査対象品目は、加工食品、※農林水産物、郷土料理の3品目で、大田市ではお馴染みの商品から、この制度がきっかけに開発された商品まで、現在までに42の商品が認証されています。認証後はさまざまな行政支援を受けられますが、なかでも「市場開拓コーディネーターの優先活用」が大きな魅力になっています。東京を拠点とする専門コーディネーターが、首都圏のスーパー、百貨店、飲食店、カタログ通販会社などに向けて、商品のPRや営業を直接手がけたり、首都圏でのイベント企画等の支援を行ったりするもので、ブランドの主目的(県外販路の開拓と拡大)へ大きな役割を果たします。この支援によって取引先が増えることが事業者にとっての大きな魅力であり、それがさらなる商品力の向上にも繋がっています。
(注※ 島根県が行う「安全で美味しい島根県産品認証制度」において認証されたものに限る)

物語性を重視する厳しい審査基準

また、おおだブランドには、認証に至るまでの厳しい審査基準があります。審査は、首都圏や山陽圏域で食品系の仕事に携わる方々を中心とした専門審査員10名と、応募で選ばれた市民審査員10名でおこなわれますが、その合計得点が合格に達したことで認証されるのではなく、この点数をあくまで基本として、そこから審査員による話し合いで決められるというのが、審査の厳しさの所以です。
要点になるのは、その商品の持つ“物語性(ストーリー)”。具体的には、素材や製法が地域独特のものであったり、石見銀山など地域の歴史と密接な関わりのあるもの等、県外の消費者が手にすることで、大田に興味を持ってもらえる商品とは?を認定基準の軸に、ブランド商品として安定供給が可能か?などの客観的な視点を加えて選定されます。この審査方法は申請する事業者側にも好評で、「地域を代表する商品づくりを目指す」という意識に繋がり、現在に至っています。
今後は食品以外のジャンルも視野に入れながら、色褪せることのない「おおだブランド」を考え、発信していくとのことです。

新たにブランドに加わった「さんべの地アイス」
㈱necco

今年度、新たにブランド認証された3商品の中のひとつ、「さんべの地アイス」を企画販売する「株式会社necco(ねっこ)」代表の和田裕子さんにお話をお聞きしました。

三瓶山を愛する女性たちが集まって設立されたneccoは、「山の駅さんべ」(旧西の原レストハウス)を拠点に、地の物を使った軽食メニューの提供や、食品の製造、OEMによる商品の企画販売をされています。このたびの申請には、数あるオリジナル商品の中から、「体に優しい」「子どもに食べさせたい」「三瓶の産業を残していきたい」といった想いをストレートに反映させた「さんべの地アイス」を選ばれました。

ベースには三瓶地域で生産される新鮮な生乳を使用し、生産者にお願いして作ってもらっているビーツ(写真右下)や、甘酒、藻塩など地元のこだわり素材と組み合わせ、低温殺菌で少量ずつ丁寧に作られたご当地アイスです。当初テイクアウトのみだった地アイスを商品化するにあたり、季節限定などを含めて10種類以上あったものを、素材の安定供給などの理由から、現在の6種に絞り込むのが一番の苦労点だったとのことです。

審査基準が商品づくりの原動力に

そんな「さんべの地アイス」も、商品の成り立ちなどストーリー性は申し分なく、各種の味も審査員に大好評でしたが、パッケージデザインの準備不足を理由に昨年度の認証は見送られたという経緯があります。パッケージを刷新して挑んだ今年度の認証にあたって、「(昨年は)だめだった部分をはっきり言ってもらえたことで、むしろブランドに対する信頼感が高まった。また審査員の方々からの期待感も伝わり、再挑戦への励みになりました」と和田さんは言います。
neccoでは、来年度のおおだブランドへの申請も見据え、生産者の想いや三瓶山のストーリーを発信するための商品づくりに取り組んでいます。畑で捨て作りになっている地域の野菜などを活かしきる「始末の良い地産地消」による地域経済の循環を目指していくとのことです。


この大田ブランドマークを得るハードルが高いが故に、審査通過のために商品力を磨くきっかけにもなっているようだ

おおだブランドの魅力を発信する
「道の駅 ロード銀山」

そんな「おおだブランド」商品の多くを揃えるのが「道の駅 ロード銀山」です。熱烈なリピーターをもつ「さばの塩辛」や、大田らしさが感じられる商品など、海産物や酒類を中心としたラインナップで、おおだブランドがこだわる、商品それぞれのストーリーも分かりやすいよう陳列されています。

道の駅 ロード銀山
〒694-0052 島根県大田市久手町刺鹿1945-1

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